珪藻土について 2

トラストの推奨する珪藻土建材

トラストでは様々な珪藻土メーカーの珪藻土を比較検討し、お客様に合った珪藻土を使いますが、「自然素材の住空間を追求する」というコンセプトのもとサメジマコーポレーションの珪藻土建材「リターナブルパウダー」を推奨します。
なぜサメジマコーポレーションの珪藻土がおすすめなのか、理由は以下の通りです。

珪藻土のメーカーは約30社あり、それぞれ珪藻土の含有量に違いがある。

珪藻土建材のメーカーは、約30社ほどあり各々会社によって特徴が異なります。共通していえるのは、どのメーカーの珪藻土建材も成分組成が珪藻土のみではないということです。珪藻土単体では、壁や天井に塗ることはできません。そのため、壁との付着をよくするために樹脂をはじめとしたつなぎの増粘剤も構成材料に必ず含まれています。各メーカーの方向性(自然素材、施工性、コスト・・、)などにより大きく成分組成が異なります。よって我々(施工者・施主)は、珪藻土建材の成分組成をも把握した上で、材料を選定しなければ、本物の健康住宅を手に入れることはできません。

成分組成について

珪藻土建材の成分組成については、具体的には主に下記のようなものがあります。

  • 珪藻土(等の高機能調湿原料)
  • 樹脂又は増粘剤
  • 色土又は顔料
  • 骨材
  • スサ

ここで重要なことは、珪藻土の含有率と樹脂又は増粘剤の成分です。
特に、塗布面との付着のために使用される樹脂又は増粘剤には、揮発性有機化合物が含まれているものが多く見られます。また、樹脂は、珪藻土の最大の特徴である「孔」をふさいでしまいます。

メーカーごとの珪藻土建材成分比較表

実際に代表メーカー3社の成分表を比較検討してみましょう。

  • A:サメジマコーポレーション 「リターナブルパウダー」
  • B:S社 珪藻土建材 
  • C:F社 珪藻土建材
A:サメジマコーポレーション「リターナブルパウダー」成分表
構成
原材料名
高機能調湿
原料
(珪藻土)
高機能調湿
原料
(火山灰・粘土)
でんぷん糊・メチルセルロース セルロースファイバー 色土・無機顔料 軽量骨材
配合率
(%)
57 23 2 3 5 10
B:S社 珪藻土建材
構成
原材料名
高機能調湿
原料
(珪藻土等)
酢酸ビニル系
再乳化系粉末樹脂
無機質骨材
(炭酸カルシウム)
繊維
(パルプ)
無機質顔料
(酸化チタン、酸化鉄)
他添加剤等
配合率
(%)
23 7 65 2 1 2
C:F社 珪藻土建材
構成
原材料名
珪藻土 セビオライト アクリル樹脂・エマルジョン 粉末有機及無機充填材・無機補助骨材 ワラまたはスサ 液体
顔料
他添加剤
配合率
(%)
7 2 11 75 2 1 2

考察

比較検討結果、3者の建材はどちらが良い悪いというわけではなく、それぞれの方向性が異なるということです。また、実際にメーカーにも直接話をして聞いたことも踏まえて各々の特性を下記に記します。
Aについては、あくまで「自然素材」を追求しています。増粘剤・顔料についても、できる限り自然素材を使用することにより「珪藻土」本来の調湿機能が最大限に発揮されています。その分、接着力の強い樹脂を使用していないこともあり施工的に技術的に難しい一面もあるようです。
Bについては、自然素材も含まれていますが、珪藻土の含有率が決して高いわけではない、増粘剤に樹脂を使用しているなどの面から自然素材を追求しているというよりも、自然素材・施工性・コストの面において、平均的な建材といえます。そのため、珪藻土の調湿機能も決して優れているというわけでありません。また酢酸ビニル系樹脂が含まれているという時点で揮発性有機化合物が発生する可能性もあります。
Cについては、珪藻土の含有率は最も低く、増粘剤にアクリル樹脂エマルジョンである樹脂成分を使用しています。自然素材という面からは、A・Bに比べ劣りますが、施工性は、もっとも良い・施工しやすいと言われています。

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