
自然素材でのリフォームは、人の健康に良いことと同時に家の寿命をも伸ばし、結果として地球環境保護にもつながります。
すなわち、人間と家と地球の寿命を伸ばすことになるのです。
従来の建築は、逆に短命にしている場合もあるのです。
以下、なぜ自然素材が人と地球の寿命を延ばすのか、説明していきたいと思います。
近年、より快適な暮らしをするためにリフォームをしているはずなのに、逆にそれが原因で健康被害が起こるといったトラブルが後を絶ちません。例えば、壁紙が汚れていたのできれいなビニールクロスで張替えを行ったのに、その後、目がチカチカしたり、喉が痛くなったり・・。というご家庭が非常に多くなってきています。
その原因の多くは建築材料に含まれる有害な化学物質にあります。
昔の家は、今ほど建築材料に化学物質が多く使われていませんでした。近年の建築では、いかにたくさんの家をいかに安い費用でつくるかを追求するあまり、同じ規格品で生産効率をあげコストをさげる、プラスチック・合板・パーティクルボードなどの化学工業製品を使う、といったことをしてきたのです。
また、そのような建築材料が普及することによって、優れた職人さんも減少する結果となってしまいました。なぜなら、建築費削減・工期短縮のため、経験の浅い人でも簡単につくれるような建築材料になったからです。
こういったコストの低い建築材料を使うことを全て否定するわけではありませんが、人間にとって心地の良い空間をつくり、健康被害をなくすためには、有害な化学物質を含まない自然素材を使うことが一番であると、私たちは考えています。

有害な化学物質による健康被害を総じて化学物質過敏症といいます。
日頃、生活をしていて、自分には化学物質過敏症など関係ないと思っていませんか?では、花粉症については、どうお考えでしょう。かつて、日本には花粉症患者はいないと言われていましたが、現在では人口の約30%の人が花粉症患者と言われています。この花粉症と、建築材料から発生される有機化学物質による化学物質過敏症とは、メカニズムが非常に近似しているのです。
人間の体はコップと同じです。
有害な化学物質はある一定量まで体内に蓄積されます。その化学物質の量が許容量(その人の適応能力)を越えるとコップの水が溢れ出すと同じように、様々な症状が発生してしまいます。また、一回症状が出た後では、特定の化学物質について過剰に反応してしまいます。すなわち、自覚症状が出たときには、すでに健康被害が相当進行している場合が多いのです。
近年話題になったシックハウス症候群もこの化学物質過敏症なのです。また、この症状はいまだ認知度が低く別の病気の症状と思い込み、被害を受けていることすら気付かない場合も多いのです。
自覚症状がないからといって安心せず、有機化合物の少ない、より良い自然の癒しを味わえる住空間を真剣に考えるべきなのです。