2.シックハウス症候群とは?

シックハウス症候群について

新築の家・マンションに入居あるいは家を改装した後,頭痛,倦怠感,目がちかちかする,手足のしびれ,湿疹,めまい,嘔気等の症状を認めるようになる状態をいいます。新築病ともいわれます。近年の高気密性住宅の普及により建材,壁紙,家具などからのホルムアルデヒドをはじめとする揮発性有機化合物(volatile organic compounds: VOC)に長時間暴露されることによりおこると考えられています。またアレルギーやアトピー性皮膚炎などの現代病も新建材に含まれる化学物質が原因で引き起こされると考えられています。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群として報告されている症状は,次のとおりです

  1. 目,特に眼球粘膜,鼻粘膜,及びのどの粘膜への刺激
  2. 唇などの粘膜が乾燥する
  3. 皮膚の紅斑,じんましん,湿疹がでる
  4. 疲労を感じやすい
  5. 頭痛,気道の病気に感染しやすい
  6. 息が詰まる感じや,気道がぜいぜい音を出す
  7. 非特異的な過敏症になる
  8. めまい,吐き気,嘔吐を繰り返す

シックハウス症候群を起こしやすい建築材料

シックハウス症状群の原因は、近年の建築材料から発生する有機化学物質です。例えば、合板・複合フローリング。製造の際の接着剤に多量の有機化学物質が含まれています。有害な有機化学物質はいくつかあるのですが、特に健康影響が確実視されているものでは、ホルムアルデヒドがあります。
ホルムアルデヒドは人体に及ぼす影響が大きいため、JAS(日本農林規格)で放出量が規定されています。トラストでは、表示区分の中で「F☆☆☆☆」の材料を使用することを推奨しています。

合板・複合フローリングの規格(日本農林規格 JAS)
表示区分 ホルムアルデヒド放散量
(平均値)
ホルムアルデヒド放散量
(最大値)
F☆☆☆☆ 0.3mg/l以下 0.4mg/l以下
F☆☆☆ 0.5mg/l以下 0.7mg/l以下
F☆☆ 1.5mg/l以下 2.1mg/l以下

危険な建築材料は、人と地球を蝕む

近年、ホルムアルデヒドについてはマスコミ等で話題になったため、消費者の方も気を使うようになってきていますし、業者もできるだけホルムアルデヒドを放出しない素材を使うようになってきていますが、危険なのはホルムアルデヒドだけではありません。
人にも地球にも有害な物質を含むことが指摘されているのに、使われている建築素材はまだあるのです。
その1つとして、私たちがもっとも使用を控えているものが「ビニールクロス」です。

3.ビニールクロスの危険性

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