3.ビニールクロスの危険性

ビニールクロスに含まれる科学物質

ビニールクロスの原料は塩化ビニールです。同時に添加剤として、可塑剤、防カビ剤、安定剤、発泡剤などが含まれています。特にビニールクロスの原料の20%〜60%を占める可塑剤には、発ガン性をもつフタル酸ジエチルヘキシルやフタル酸ジブチルなどが含まれています。
また、施工の際、大量に使用される接着剤の危険性も忘れてはいけません。近年では改善されてはきましたが、従来の接着剤には、発ガン性物質やホルムアルデヒトが含まれていました。
さらに、廃棄処分するときにも大きな問題が生じます。ビニールクロスを焼却するときには、猛毒のダイオキシンが発生します。仮に、埋めたとしても土に還ることなくいつまでも残ってしまいます。地球環境を悪化させる要因ともなるのうるのです。

ビニールクロスの急激な普及の背景

ビニールクロスの急激な普及の背景には、経済効率の論理がありました。従来、日本の住宅に使用されていた漆喰の壁は、施工する際、非常に高度な左官技術と壁が乾燥するまでの長期の工事日数を必要としていました。その分、コストも上がります。
ビニールクロスの施工には、漆喰の壁に比べ高度な技術も必要なく工期も短縮できたため、その分コストダウンにつながったのです。
戦後、住宅・建築需要が増加し、手間とコストのかかる工法は敬遠され、壁の仕上げ材は「塗り固める」から「貼り付ける」へと変わっていきました。
結果として、今ではほとんどの住宅が、ビニールクロスとなっているのです。

4.マンションこそ自然素材で

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